ノベルティとは?

販促に効果的な種類・
活用方法・選び方を解説

Novelty Items: Definition, Types & Uses

「ノベルティって、結局どれが効果あるの?」
そんな悩みを持つ販促・展示会担当者の方へ。

本記事では、「ノベルティとは何か?」という基本から、販促効果を高める種類や活用法、業種・季節に応じた選び方やポリ袋を活用した導入事例まで、実務に役立つ情報をまるごと解説します。

「自社に合ったノベルティが知りたい」「予算内で効果を出したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

ノベルティとは?
販促活動に欠かせない
基本と目的

企業や団体が自社の認知度を高めるために配布する「ノベルティ」は、販促活動に欠かせないアイテムです。
その目的は単なる配布物にとどまらず、ブランディングや顧客との関係構築、SNSでの話題化にもつながります。
本章では、まず「ノベルティとは何か?」という基本的な定義と、販促品との違い、そして期待される効果について解説します。

ノベルティとは?
販促品との違い

ノベルティとは、企業やブランドが自社の認知拡大・集客促進を目的として、無料で配布する広告的グッズのことです。
似たような言葉に「販促品」や「粗品」がありますが、それぞれ微妙に意味が異なります。以下の表をご覧ください。

ノベルティ 販促品(販売促進品) 粗品
写真 ノベルティ 販促品(販売促進品) 粗品
主な目的 認知向上、ブランド訴求 商品購入の動機づけ・おまけ 感謝や礼儀の伝達
配布条件 無料で広く配布 購入・来店など条件付き 挨拶や来場時に任意配布
アイテム例 ロゴ入り文具、ポリ袋、エコバッグ おまけ付き商品、試供品 タオル、ポケットティッシュ
対象 見込み顧客、不特定多数 商品購入者 顧客・来場者全般
ブランディング性 高い 中程度 低い(名入りがあれば別)

ノベルティは「広告目的」が主軸であり、他の配布物よりもマーケティング戦略の一環として重視される点が特徴です。

ノベルティの役割と効果

ノベルティは、販促活動において次のような具体的な役割と効果を果たします。

役割・目的 内容 期待できる効果
認知度の向上 企業名やロゴが入ったアイテムの配布 継続的な視認によるブランド認知の拡大
ブランドイメージの訴求 デザイン性・素材などにこだわる 企業の理念・価値観を伝え、共感を得る
集客・購買促進 店頭やイベントでの条件付き配布 来店・参加・購入などの行動を促進
顧客との関係構築 ギフト的な要素を持つ配布手段 企業に対する信頼・好印象の形成
SNS拡散・話題性の創出 写真映えやユニークなアイテム 投稿やシェアによる2次拡散・話題化

特に昨今では「実用性」と「デザイン性」を兼ね備えたノベルティが重宝されており、広告費としての費用対効果の高さから、多くの企業が取り入れています。

業務に活かせる
ノベルティの
種類と具体例

ノベルティと一口に言っても、その種類は多岐にわたります。定番アイテムから季節限定、環境配慮型、業種・ターゲット別など、目的や配布先に応じて最適な選定が求められます。
ここでは、代表的なカテゴリごとにノベルティの特徴や選ばれる理由を整理し、特に近年注目される「ポリ袋ノベルティ」の活用事例についても詳しく紹介します。

人気の定番アイテムと特徴

アイテム 特徴 活用シーン
ボールペン・文房具 単価が安く、日常使いしやすい 展示会、企業説明会、街頭配布など
メモ帳・ふせん 職場や家庭で使われやすい BtoB営業、学習塾などで人気
トートバッグ・エコバッグ 買い物時に使用される実用性が高い 商業施設、アパレル、生活雑貨店など
クリアファイル 書類整理に重宝され、長期間利用されやすい 企業資料配布時や学校関連など
除菌グッズ・ウェットティッシュ 衛生意識の高まりで需要増加 医療・介護施設、イベント受付など

これらは「実用性」「携帯性」「配布のしやすさ」が共通点であり、コストパフォーマンスが高い点が採用理由となっています。

季節ごとのおすすめノベルティ

配布タイミングに合わせて、季節感を取り入れたノベルティを選ぶことで、より印象的なアプローチが可能になります。

季節 おすすめノベルティ 備考
花粉症対策マスク・新生活応援グッズ 新入学・新生活のタイミング
ハンディファン・冷感タオル・うちわ 屋外イベント・夏祭りで人気
防災グッズ・除菌アイテム 防災週間やインフルエンザ対策時期
使い捨てカイロ・保湿グッズ 寒冷地イベントや年末販促

季節感を反映させたノベルティは、「今、もらって嬉しい」という感情を喚起しやすく、受け取った相手の記憶にも残りやすいという利点があります。

エコノベルティの需要増と背景

近年、企業の社会的責任(CSR)や環境配慮への姿勢が強く問われるようになったことで、エコ素材を活用したノベルティの需要が急速に高まっています。こうしたエコノベルティは、単なる販促品ではなく、企業の環境方針を「形」として伝える役割も果たしています。

たとえば、再生紙を使ったメモ帳やノートは、古紙やFSC認証紙などの環境に配慮した素材が使用されており、「環境負荷の軽減に取り組んでいる」企業姿勢を伝える手段となります。

また、バイオマスプラスチック製品では、サトウキビなどの植物由来原料を用いることで、脱プラスチックやCO₂削減といった環境目標への関心の高さを訴求できます。

さらに、マイボトルやマイカトラリーといった繰り返し使用できる実用品は、プラスチックごみ削減への意識と結びつき、実用性と環境配慮を両立したアイテムとして注目されています。

そして、不織布や布製のバッグもまた長期間使用できることから、廃棄時の環境負荷が少なく、アパレル業界や展示会などで定番のエコノベルティとして浸透しています。

このように、エコノベルティは単なる配布物ではなく、SDGs(持続可能な開発目標)対応をアピールするツールとしても機能しており、今後もその重要性は増していくと考えられます。

業種・年代別に適した
ノベルティ

配布対象の属性に応じてノベルティを選定することは、効果的な訴求に直結します。

対象 おすすめノベルティ 理由
学生・若年層 モバイル関連(スマホスタンド、ケーブル) 実用性が高く、SNSでも話題にしやすい
主婦層 エコバッグ、キッチングッズ 家事に直結するアイテムで共感を得やすい
シニア層 折りたたみ傘、健康グッズ 落ち着いた実用アイテムが好まれる
BtoB企業 文房具、ビジネスバッグ 商談時の印象強化と実用性を兼ねる
建設・物流系 軍手、タオル、作業メモ帳 実務直結型で高評価される

「誰に何を届けるか」を戦略的に設計することで、ノベルティの効果は飛躍的に高まります。

ポリ袋ノベルティの導入事例

再生PEやバイオマス素材を使ったポリ袋は、エコ性・携帯性・広告性を兼ね備えたノベルティとして注目されています。以下に代表的な導入事例をまとめました。

導入先 内容 活用ポイント 効果
自治体の環境啓発イベント ごみ分別マナーやリサイクル訴求を印刷した再生PE袋を配布 地元住民への意識づけ 啓発効果+自治体の姿勢アピール
食品メーカーの展示会 商品ロゴ入りの持ち帰り袋を来場者に配布 展示商品とセットで使用 展示会後も繰り返し使用され、生活導線に企業名が露出
小売店の周年記念企画 限定デザイン・名入れ入りポリ袋を来店記念に配布 記念性・再訪促進 来店動機づくり+ブランド印象の強化

こうした事例からもわかるように、ポリ袋は広告面積が広く、コストも比較的抑えやすいため、「実用性×ブランディング」の効果が高いノベルティとして機能します。

気になるノベルティが見つかった方、オリジナル制作にご興味のある方は、 ポリ袋ノベルティ制作のご相談はこちら

販促効果を高める
ノベルティ活用戦略

ノベルティは、配ること自体が目的ではなく、「誰に」「どのタイミングで」「何を渡すか」という戦略設計があってこそ、その効果を最大化できます。 このセクションでは、配布シーンごとの戦略、最適なタイミング、よくある失敗とその対策までを体系的に解説します。

活用シーン別のノベルティ戦略

配布場所や目的によって、選ぶべきノベルティやメッセージ設計は大きく異なります。以下に主なシーン別の活用戦略を整理しました。

活用シーン 主なターゲット 適したノベルティ 戦略的ポイント
展示会・イベント BtoB企業、来場者 ボールペン、バッグ、資料入れ用クリアファイル 持ち帰りやすさ、ブース認知拡大を狙う
街頭配布・サンプリング 一般消費者、不特定多数 ティッシュ、ポリ袋、除菌グッズ 使う機会の多いもの+即時効果
店舗来店・周年記念 来店客、既存顧客 名入れバッグ、割引クーポン付ノベルティ 来店動機の提供とリピート促進
DM・同梱物 購入者・資料請求者 薄型アイテム(メモ帳、ふせん) 郵送コストを抑えつつ印象強化
学校・官公庁向けPR 教職員、保護者、職員 環境対応グッズ、文房具、折りたたみバッグ 実用性と信頼性重視の選定

各シーンにおいて、受け取る人の行動心理に合わせたノベルティ選定をすることが、販促効果の最大化につながります。

配布タイミングと
プロモーション活用法

ノベルティは配布のタイミングによっても効果が大きく変わります。以下に代表的なタイミング別の活用法をまとめました。

タイミング 活用法 目的
キャンペーン開始時 ノベルティ付きで注目を集める 初動の反応率向上・SNSでの拡散
プロモーション中間 行動喚起の強化(例:来店で配布) コンバージョン強化・中だるみ防止
最終フェーズ 感謝の気持ち+記念品として配布 再訪や口コミ促進への期待
季節イベント時 春夏秋冬に合わせたグッズ展開 季節感・話題性アップ
新商品・新サービスの発表時 試供品+ノベルティで訴求 試用と記憶の定着を両立

ノベルティは「広告」の代替だけでなく、「体験」「記憶」「拡散」など複合的な効果を生み出す販促ブースターとして機能します。

よくある失敗とその対策

せっかくコストをかけて作ったノベルティでも、配布戦略が不十分だと効果を得られません。以下はよくある失敗例とその対策です。

失敗例 問題点 対策ポイント
誰向けかが曖昧 ノベルティがターゲットに合っていない ペルソナに基づいた選定と設計
在庫が余る・足りない 配布数の予測ミス 過去の配布実績や来場見込みを基に試算
広告性が弱い 名入れや訴求文が目立たない デザイン・印刷レイアウトの工夫
配布のタイミングがズレた 集客時期と合わず、効果薄 キャンペーン全体の流れに合わせて配布
話題にならない 個性・SNS映えがない ユニークな形状や限定デザインを採用

成功するノベルティ施策は、設計・タイミング・メッセージすべてが「受け取る相手の期待」と合致していることが共通点です。

展示会・自治体配布・通販同梱など、配布シーンに応じたご提案も承っております。
活用シーン別のノベルティ活用相談はこちら

よくあるご質問

Q. ノベルティ制作は何枚から可能ですか?
A. 内容や仕様にもよりますが、ポリ袋タイプであれば小ロット(1,000枚程度)から対応可能です。
Q. エコ素材でノベルティを作れますか?
A. はい。再生ポリエチレンやバイオマス素材など、環境に配慮した素材でも制作可能です。

その他のよくあるご質問はこちら

ノベルティを販促に
活かすためのまとめ

ノベルティは、ただの無料配布物ではなく、企業の想いやブランドを伝えるツールです。効果的なノベルティには、次の3つのポイントがあります。

  • 実用性:もらってすぐ使いたくなるか
  • ブランディング:企業らしさが伝わるか
  • 配布戦略:配るタイミングや方法が合っているか

これらを意識すれば、ノベルティが長く使われる広告になります。

環境にやさしい、
伝わるポリ袋ノベルティ

清水化学工業では、再生PEやバイオマス素材を使ったオリジナルポリ袋を製作しています。サイズ・色・印刷など自由にカスタマイズ可能で、企業・自治体・イベントに多数の導入実績があります。

ご相談・お見積もりはお気軽に

こんな方におすすめ:

  • 展示会や販促イベントで配る袋を探している
  • 環境対応のノベルティを作りたい
  • 小ロットや短納期にも対応してほしい
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